SSH してみる Part 2

前回は SSH で サーバに接続して認証を行うところまで実装しましたが 今回はその続き...

今回利用している SSH 用ライブラリの JSch は 結構 多機能で

といったようなことができるらしいのだが ほとんどが コマンドラインで できることばかりなので JavaFX で実装しても 今一 面白みに欠ける...

前々回の Wake on LAN で紹介した SSH 経由でサーバを停止するのなんて まさにそう。
画面上のボタンをポチッと押しても ひっそりとサーバが停止するだけなので かなり寂しい感じ...

と言うことで...
bluepapa32 は考えた。いろいろ考えた。うんと考えた。
それから、とつぜん、bluepapa32 は さけんだ。

そうだ!!
サーバのモニタリングツールを作ろう!!

で...
今回作るものは大体こんな感じ。

  • SSHLinux サーバに接続して vmstat を実行する。
  • vmstat の実行結果を 1秒間隔で取得して CPU の使用率をいい感じで表示する。
いきなり凄いものはできないので 今回はこれだけ...

SSH しか接続できないような環境 (もちろん HTTP は別として....) は割と多い。
そういった環境では どうしても コマンド や テキスト の世界にならざるを得ない。
そんな世界をグラフィカルに変えられるのであれば、それはそれで面白い。

しかも うれしいことに JSch は SOCKS5 にも対応している。(個人的には かなりうれしい)
これなら プロキシ経由でしかアクセスできないようなサーバに対しても 使えるので かなり世界が広がる。

また、この方式は いろいろと応用が利くのもうれしい。
SSH で通信しているものの、リモートサーバのコマンドを実行して結果をテキストで取得する。
これはまさに RPC だ。
SSH で通信していることを除けば WEB サービスと何ら変わりはない。
入出力は全てテキストベースで単純だし、いろいろと応用もできる。
サーバのモニタリング以外にも

等を作っても面白いかもしれない。
JavaFX が得意とする? Chart で表示してあげるだけで えらい人たちは 皆 喜ぶに違いない。

更に HTML5 といったライバルたち?と競合しないのもうれしい。
何かと比較されてダメだしされている JavaFX だが、別に同じ土俵で戦わなくても...
WEB がすべてじゃないよ!!
既存のすばらしい資産を組み合わせて 少し足りない部分を JavaFX で埋め合わせるだけでも十分役に立つ。

と言うことで
実装は次回、興味があれば また...